泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
夏休みは受験生の天王山⁉
2021/07/30 公開
2021/09/29 update
受験生の夏休み
「夏休みは受験生にとって天王山だ!」とよく言われますが、秋に行われる小学校受験にのぞむ子供たちにとっては、入試直前期となります。
様々な小学校受験塾で志望校別夏期特別講座が開講されます。2週間前後で数十万円といわれる高額な受講料がかかります。
このような講座に投資するのも一つの手ですが、冷静に昨今の受験状況をみますと、受験者の減少による競争率の低下、ペーパーテストよりも行動観察を重視する人間力重視の合否判定を行うところもあります。
夏休みは、ペーパー学習にカリカリするよりも、ご家庭でのお子さんの日常生活を見直す方がベターかもしれません。
実際、最難関私立小学校と言われる慶應義塾幼稚舎などでは、ペーパーテストがありません。
中学受験に目を移しましても、1月、2月の受験本番まで約半年。夏休みは最後の追い込み期にあたります。
この時期、様々な志望校判定模擬試験が実施されますが、成績が思うように伸びないご家庭では、親子間トラブルがたえません。この様なご家庭では、転塾や勉強方法を急に変えてみたり、勉強時間をさらに延長したり、益々、子供たちにとってストレスフルな環境に追い込まれます。
こういう時期こそ、今までの努力の積み重ねを信じ、こどもが最大限の能力を発揮できるように生活環境を見直すべきです。
「努力しているのに成績がなんか伸びない」とか、「集中力が持続できない」、「イライラする」など、子供が伸び悩んでいるご家庭に、この夏、ぜひ、読んでいただきたい本をご紹介します。
『子どもが天才になる食事』菊地洋匡、菊池則公(KADOKAWA)
この本では、「どう勉強するか」よりも「何を食べるか」が大事であるとか、2週間で脳が生まれ変わり成績がアップする「受かるメシ」の極意などが書かれています。
特に「毒めし」に関するあたりは衝撃的な内容でした。現状からの打破や何か突破口の糸口を探している方は、ぜひ、ご一読下さい。
塾長 泉谷顕縦
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