泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
SDGsと幼児教育「働きがいも、経済成長も」
2022/04/19 公開
2022/04/22 update
17分の8番めの目標:「働きがいも、経済成長も」
この目標は、「やりがいのある仕事で、もっと素敵な世界を」というものです。
デューク大学(米国)のキャシー・デビッドソン氏の研究では、AIやロボット技術の発展により、2011年度にアメリカの小学校に入学した子ども達の65%が、大学卒業時に今は存在していない職業に就くと言われています。この傾向は世界的なコロナウイルスの感染により加速しており、今ある仕事の7~8割が新しい仕事に置き換わる可能性があると予測されています。
また、現在、世界の経済成長は減速傾向にあります。国の経済力を示すGDPは、2008年度のリーマン・ショックを大きく上回る落ち込みといわれています。
大人になるのが楽しみになる未来を
このように時代が大きく変わりゆく中で、社会課題を解決する企業、環境に優しい企業、従業員が健康でやりがいをもって働いている企業に、優秀な人材とお金が集まる傾向にあります。
この目標を達成するためには、幼児教育の段階から、子ども達が、将来、どのように暮らしたいのか、どんな仕事をしていたいのかを考え、イメージさせることが重要です。
もし、当てはまる職業が無ければ、すべてを満たしてくれる新しい職業を創っていけば良いのです。働きがいがあって、環境にも優しく、大人になることが楽しみな未来。そんな社会の創出に貢献できれば幸いです。
塾長 泉谷顕縦
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