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泉谷顕縦塾長の地頭力コラム

塾長オススメの本【数学オリンピック選手を育てた母親たち】

塾長 泉谷顕縦

塾長 泉谷顕縦

2024/05/22 公開

2024/05/21 update

『数学オリンピック選手を育てた母親たち』 杉山由美 著 小学館

 今年の6月からプラチナム学習会 大阪上本町校算数オリンピックの受験会場加わりました。 ぜひ、みなさん、果敢にチャレンジしてみてください。

 この本は、数学に限らず、才能あふれる子どもに育てるヒントが満載です。おすすめです。

 幼児期はふれあいの時間を持つことが大切です。 幼児期には、褒めて、やりたいことをさせるべきです。 我が子に偏向があるときはそれを受け入れ、良い面を伸ばしましょう。とんがった才能があるなら、それを伸ばせば良いのです。苦手なことをさせるより、楽しく打ち込めるものに熱中させることが重要です。

 親は、きっかけや刺激を与えるが役割を持ちますが、教え込みは避けましょう。子どもがひとり遊びに夢中になっている時は、見守ることに徹してください。これは子育ての中でも非常に難しいことですが、妨げられずに熱中した体験が、我が子の「集中して考える」習慣を育みます。 幼児期には、できたことに対して関心を払い、褒めることが大切です。褒められると嬉しいからやるという好循環を作り出します。 良識のある子育て。それは厳しいしつけによるものではなく、両親の自己抑制ができた生活態度や、褒めるべき時に褒め、マナーが良くなければ注意するという暮らしで培われます。

 生まれながらに数学が好きなも子どももいます。言葉かけの多い暮らしで育つことで語彙が豊富なるのは、数学少年たちに共通しています。 解法のテクニックを教わってマニュアル通りに解けても、それは本当の賢さではありません。 「パターンを覚えてできるようになる数学」と、「自分で考えて道筋を発見し、関係ないものをつなげる数学」は別物です。 勉強はやり方を教わるものではなく、自分で考えて方法を編み出すものです。 やり方を教わってその通りに解けるようになっても意味がありません。考えるだけ考えさせて身についたものが、自分の力になります。
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塾長 泉谷顕縦

塾長 泉谷顕縦

プラチナム学習会塾長。 21世紀に生きる子どものための幼児教育教室。 大阪を拠点に東京や全国に展開しています。

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