泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
子供を賢く育てる秘訣 その① 〜好奇心を育てる幼児期が勝負です〜
2019/03/06 公開
2019/03/22 update
「持続的な探究心で物事をつきつめたり、創造性を発揮する能力」など、子供を「あと伸びする子」に賢く育てるには、幼児期の過ごし方が勝負です。
特に、3~9歳までの「つ」の付く時期の子供達は、好奇心のかたまりです。
例えば、公園で何かを発見すると、いつまでも探求しています。
「これは何?」「これ触っても良い?」「棒でつんつんしてみようかな?」と溢れ出す好奇心に、子供達は心を躍らせます。
そして、矢継ぎ早に「どうしてこうなるの?」「これはなぜなの?」と大人には気づかないような質問を投げかけてきます。
多忙な大人にとって、子供の「知りたい」という思いに丁寧に対応することは、簡単ではありません。
でも、可能な限り、お子様の好奇心につき合ってあげて欲しいと願っています。
この時期の子供達は身の回りの様々なことに興味を持ち、何かに熱中することや疑問を持つことによって、自らの探求心や集中力を驚異的に伸ばしていきますので、
この時期の子供達には、できるだけ本物に触れる実体験を積ませてあげて下さい。
本人が楽しめることなら、必ずしも勉強に直結しなくても大丈夫です。
お子様が興味や関心を持った事象に、保護者が敏感に反応し、本物の実体験を積ませてあげると、小さな知的好奇心の芽が大きく育っていきます。
お子さまに「なぜ?」だと感じさせることが肝要です。
そして、子供達の「なぜ?」に上手く対応できない場合には、適当に誤魔化すのではなく、大人が、自ら率先して、観察して見せたり、インターネットや辞書、図鑑などを総動員して、調べてみて下さい。
そうすると子供達は、自然と「わからないこと」の調べ方や学び方を体得します。
調べるプロセスを大切にしながら、試行錯誤の末に、「わからなかったこと」がわかった時の喜びを、ぜひ、体感させてあげて下さい。
個人差にもよりますが、このような好奇心の芽は、9歳までが顕著で、10歳以降、徐々に減少します。
3~9歳の「つ」の付く時期のみに発揮される知的好奇心を、保護者がしっかりサポートしてあげると、子供が賢く育っていきます。
ささやかなことですが、ぜひ、実践してみて下さい。
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塾長 泉谷顕縦
プラチナム学習会塾長。
21世紀に生きる子どものための幼児教育教室。
大阪を拠点に東京や全国に展開しています。
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