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泉谷顕縦塾長の地頭力コラム

子どもを熟知し、お母さんが安心して相談出来る存在に ~ 先生達に訊いてみました⑤

プラチナム学習会本部スタッフ

プラチナム学習会本部スタッフ

2019/06/26 公開

2019/07/22 update

 

インタビュアー:そういう意味でいうとやっぱり個別指導は、いい子にとっても個性的な子にとっても一番いい環境で、子供にとっては一番やりやすいんじゃないかなという。

 

塾長:

ある生徒さんで、生まれたときに脳に後遺症を持っているんですけど、やっぱり人より覚えは遅くて、感度も鋭くはないんですけど、でもこつこつやって。

幼稚園のときは養護学校に行きなさいと言われていたんですけど、僕のところに来て、算数を取り組む中で徐々に普通の健常児と近づいていって、小学校に上がるときに、普通の小学校に行っていたんですよね。お母さんは喜んでくださって。 

 

インタビュアー:順調にいかれている。 

 

A先生:授業はすごく工夫してやっています。わーっといって。突っ込みながらやっていますけどね(笑)。 

 

塾長:それでその子もお母さんがもう信頼して下さって、1年間分まとめて(授業料を)払っていただくようなことになっているんです。 

 

インタビュアー:学校は一応普通科でいけているということですね。 

 

塾長:はい、いけてます。 

 

A先生:算数は普通に学校ではできる方だと言われているみたいで。 

 

塾長:何か好きなものが見つかれば一番彼にもいいことで。 

 

B先生:だから電車が好きなので、電車の話になったら食い付いてくるから、もうそこを何とか… 

 

A先生:そこを出しながらやったら、すごく興味が。 

それで気持ちを盛り上げながらプリントをやってもらったり、すごく工夫していて。たぶんそこの違いがうちの塾の強みのひとつですね。 

  あとは、他のところから来たお母さんたちが言うのは、子どものことを誰に相談していいか分からないと。 

他の塾では、宿題は一応先生がやってくれているけど、先生に個人的な相談というか、子供の勉強の相談をしても、何しろしようと思っても忙しくしていらっしゃるし、ほかの人に言うと、分かりませんと言われて誰も対応してくれないと。 

 

 

自分の子供の事を熟知して、なんでも相談できる存在に

 

インタビュアー:お母さんとのはどのように話していらっしゃるんですか。 

 

A先生:授業の後にお話ししているのもあるし、迎えに来られた後、1時間、1時間半、2時間とかお話している人もいるよね、詰まってしまうんですよね、お母さんたちも。

それでお父さんも忙しいと話せなかったり。 

どこか、誰にでもは言えない、ママ友だから言えないこともある、みたいなときに、何か聴いてくれる相手が欲しいと思っていらっしゃる。 

お母さんにも、場合によっては、おしゅうとめさんとかご主人から「この子をよくするのも悪くするのもあなた次第よ」、みたいなプレッシャーがかかっているんですね。 

そうすると不安になるじゃないですか。 

 

そのときに相談相手をするときに、こういう成功体験者に聞くのが、しかも安心感をもらえるので、そういうちょっとお母さんのガス抜き的なところもあります。 

 

塾長:先生らが生徒を受け持つと、1人の生徒さんを3年とか5年とか見るんですね。やっぱり見ていたら、先生たちのすごいところは、お母さんの様子とかを見ていて、あ、何かちょっと悩んでおられるなと思ったら、先生から声を掛けて、「お母さん、大丈夫ですか?」 とか。そういうのがたぶん絶妙。 

 

B先生:長く付き合うと、子供の様子がやっぱり、あ、何か違うな、となってきたとき、あ、何か家であったのかなとか、何か学校でけんかをしてきたのかなとか、やっぱりあるじゃないですか。 

 

インタビュアー:そういう背景を汲み取るチカラ、コミュニケーション能力に長けているんですね。 

 

子供の学習態度を大きく左右する、メンタルに気づく存在

 

B先生:うん。それはもう母親だからやっぱり分かるじゃないですか、いつもと違うなとか。やっぱり長く仲良くなっているとその子も私にはもう甘えてくるから、もうもろ来るんですよ、もう私にしか当てられないから。 

そこでやっぱり分かるじゃないですか、もう。 

 

A先生:それで話すこととかあるよね。 

「ちょっと最近あの子、何かやっぱりおかしいよね」と話し合ったり、ほかの先生もそういうふうに言ってきたら、1回ちょっと私が空いたときに聞いてみるわとか、ちょっとあなた聞いてみてあげて、とかいう話は先生同士でもして。 

何か、このごろゆっくり話せなかったけど、お母さん、どう、何々ちゃんは家でどんな感じ? とか聞いてみたりすると、お母さんは悩んでいることが、「いや、実は先生、最近こんなことがあって・・」、と言ってきたら、ああ、そうなんだと。 

本当に、「いや、授業でもちょっとこんなこと気になっていて・・」みたいな話をしたり。

一応、変だなと思うと、お母さんとも長い付き合いで話せるときは、「おうちでこのごろどう?」と探ってみたり、宿題をやっていて何か問題はありませんか、と聞いてみたりはします。 

 

 

(⑥に続きます)

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21世紀に生きる子どものための幼児教育教室。 大阪を拠点に東京や全国に展開しています。

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