泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
東大・京大・国公立医学部を目指す家庭におすすめの本
2021/10/02 公開
2021/11/16 update
8月後半から9月にかけて、東京より一足早く、関西では私立小学校の受験シーズンです。
小学校受験準備として、各ご家庭ごとに様々な準備をされてきたと思います。各自の志望校に無事、合格されることをお祈りします。
ここでは国公立の医学部や東大、京大を目指される方にお勧めの本をご紹介します。
小学校受験が済んだばかりで、中学受験の話は早いかもしれませんが、事前に頭に入れておくと、大学合格までの流れがイメージできると思います。
『ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体』おおたとしまさ著(幻冬舎新書)
この本は、開成、筑駒、桜陰、麻布、灘などの進学校の中学受験として圧倒的なシェアを誇る「サピックス小学部」、そして、それら名門校の合格者だけが入塾を許される、秘密結社のような塾「鉄緑会」(プラチナム学習会新宿教室からすぐの代々木にあります)について紹介しています。
なんと東大理Ⅲの合格者の6割以上が鉄緑会出身者だという。
さらに、塾側が入塾の指定校制度をもつ逆転現象。前代未聞の展開です。
そして次におすすめするのが、
『灘中に合格する子は学力のほかに何か持っているのか』浜学園理事長 橋本憲一著(ポプラ社)
この本は、16年連続、灘中合格者数日本一を達成された浜学園の学園長自身が書かれた本です。
・最難関と言われる灘中が受験生に問うのは、「自分で考える力」である。
・合格する子は、学力のみならず「学びの器」(勉強姿勢の器)をもっている。
・算数の点差で入試がかなり決まる。これが灘中の受験である。
・算数というのは、パズルやクイズを解く感覚とその知的な部分を学問に落とし込んだ教科である。・・・などなど。
ちなみに、前書の著者、おおたとしまささんの調べでは、灘高生の4分の1は鉄緑会大阪校に在籍しているそうです。
つまり、関東では、「サピックス小学部➡開成、筑駒、桜陰、麻布➡鉄緑会➡国公立の医学部、東大」、
関西では「浜学園➡灘➡鉄緑会➡国公立の医学部、東大、京大」といった流れができているのです。
ここで問題なのが、「サピックス小学部」や「浜学園」をいつから利用するか?
また、その前段階として、どうやって「学びの器」をつくるのか?
どのように準備するのが良いのか?
興味のある方は、ぜひプラチナム学習会にご相談下さい。
塾長 泉谷顕縦
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