泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
トップ1%を目指す子ども達
2021/12/02 公開
2021/11/26 update
前回、現役で医学部に合格する確率が1%以下の狭き門であるというお話をしましたが、私立小学校に通う子ども達も全体の1%だそうです。
小学校は義務教育で、別に受験をしなくても地元の公立小学校に通えるのに、私立小学校には、新幹線で通う子や片道2時間ほどかけて通うお子さんもいるようです。
こういう話を聞くと、「ちょっと無理させすぎでは?」とか「子どもが可哀想!」と言う方もいらっしゃいますが、目標が明確なご家庭では普通のことです。
スポーツのトップ1%
スポーツの世界では、もっと過酷です。
たとえば、オリンピックに出場するには、各種目、各国で1位とか、世界ランキング上位に入らないと出場できません。また、出場できたとしても、メダルがとれないと、マスコミや国民から猛烈な批判を受けます。
プロ野球の世界でも、セパ12球団でレギュラーを勝ち取れるのは9名×12球団のたった108名前後です。Jリーグでも同じです。J1が20チームで、1チーム、レギュラーが11名ですので、11名×20チームで220名。
野球もサッカーも競技人口から考えると、プロ契約を勝ち取り、活躍できるのは、トップ1%ほどです。
正直、受験に勝ち抜くよりもスポーツの世界で成功する方が過酷な競争です。しかも、スポーツ選手は、ケガが多く、選手生命が短い。
トップ1%を目指すということ
勉強であれ、スポーツであれ、トップ1%を目指すのであれば、常識を疑い、非常識と思われていることにチャレンジしないと、目標とする壁は乗り越えられません。
幼児期にのんびりと、子どもの好き勝手にさせる教育法もありますが、これからの激動の時代を生き抜くためには、子どもの将来を見据えて、我が子が豊かに幸せに過ごせるように、幼児期から自立を促し、明確な目標を設定し、家族一丸となって奮闘努力することが、新しい時代を切り開く原動力になります。
これからの時代は、「みんながやっている〇〇〇」とか「普通の〇〇〇」を一生懸命取り組んでもあまり評価させません。
我が子が「トップ1%」になれるジャンルを、ぜひ、みつけて下さい。
塾長 泉谷顕縦
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