泉谷顕縦塾長の地頭力コラム
SDGsと幼児教育「貧困をなくそう」
2022/02/16 公開
2022/02/15 update
17分の1番目の目標:「貧困をなくそう」
この目標は、「生活に困る人がいないようにしよう」というものです。
この目標を達成するために、99%の人が先ず「援助」を考えると思いますが、根本的な解決には「教育」が重要です。特に幼児期の教育が最重要です。
ブラジルのアマゾン川流域では、ゴールドラッシュが起こっています。川砂を掘り返して、水銀で砂金を集め、過熱すると金だけが取り出せるというものです。もちろん使用後の水銀はそのまま川に捨てられるので、アマゾン川流域では「ブラジル版水俣病」が発生しています。アマゾン川に生息する魚が水銀に汚染され、それを食べた人間が水俣病を発症させるのです。汚染された魚を食べなければ良いのですが、アマゾン川流域の人々は貧困の為、食べてしまうのです。
幼児教育で根本的な解決を
もし、この状況で、アマゾン川流域の人々に幼児期から教育が浸透していれば、水俣病になる確率は下げられていたと思います。もっと言うなら、幼児期から教育を受けていれば、アマゾン川で環境破壊を伴う違法な砂金集めをしなくても、もっと効率の良い安全な仕事に就けていたはずです。
プラチナム学習会で取り組めることは、アマゾン川流域の子ども達すべてに教育をすることはできませんが、アマゾン川流域の子ども達を救う方法を考えれられる子ども達を育成することです。何か突破口をみつけてイノベーションを巻き起こし、仕組みで解決できる方法を考えることができれば、根本的な解決に繋がります。
「援助」という即効性の高い方法もありますが、我々は、次世代を切り開く子ども達の養成というカタチで取り組みたいと思います。
塾長 泉谷顕縦
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